場所打コンクリート杭(読み)ばしょうちコンクリートぐい(その他表記)cast in place concrete pile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「場所打コンクリート杭」の意味・わかりやすい解説

場所打コンクリート杭
ばしょうちコンクリートぐい
cast in place concrete pile

地盤を機械または人力などで所定の深さまで穿孔し,そこにコンクリート打設して現場で造成された杭のこと。所要強度を得るために鉄筋を挿入することが多い。一般に工事中の騒音振動の発生がほとんどないので,市街地や住宅地の工事に採用されている。また,高層ビルなど大きな支持力を必要とする構造物では,径の大きさや長さも割合自由に造成可能な場所打コンクリート杭が使われる。杭の種類は穿孔方法によっていろいろな名称がついているが,代表的なものはベノト杭,アースドリル杭,深礎杭,ペデスタル杭などである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む