日本大百科全書(ニッポニカ) 「塩化アルキル」の意味・わかりやすい解説 塩化アルキルえんかあるきるalkyl chloride アルカン(鎖式飽和炭化水素)RHの水素原子1個を塩素原子で置換した化合物RClのことをいう。正しくはクロロアルカンという。炭化水素を塩素により塩素化しても得られるが、より一般的にはアルコールと五塩化リンなどの塩素化剤との反応により合成する。水に溶けず、有機溶媒に溶ける。グリニャール試薬などの有機金属化合物合成の原料や、アルキル化剤として用いられる。[谷利陸平][参照項目] | アルカン | アルキル化 | アルコール | 塩素化 | グリニャール試薬 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例