塩海郷(読み)しおみごう

日本歴史地名大系 「塩海郷」の解説

塩海郷
しおみごう

「和名抄」所載の郷で、高山寺本は之保三、東急本では之保美と訓じ、名博本ではシホミとする。平城京(二条大路大溝)跡出土木簡に「安房国安房郡塩海郷賀宝里戸矢田部呰万呂輸鰒調陸斤伍拾条天平七年十月」「安房国安房郡塩海郷賀宝里戸矢田部法万呂輸鰒調陸斤参拾参条 十月」「安房国安房郡塩海郷播羅里若田部宮□(足カ) 陸斤陸拾条 天平七年十月」「安房国安房郡塩海郷□尾里戸主日下部小床輸鰒調陸斤伍拾伍条 天平七年十月」と記された四点がある。郡郷里制下の当郷に賀宝里・播羅里・「□尾里」があり(比定地はいずれも未詳)、矢田部・若田部・日下部ら部姓をもつ戸主や戸口がおり、調として鰒を貢納していたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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