塩野牧(読み)しおののまき

日本歴史地名大系 「塩野牧」の解説

塩野牧
しおののまき

「延喜式」に左右馬寮の「御牧みまき」として「塩野牧」とある。信濃国一六牧の一つ。また「吾妻鏡」の文治二年(一一八六)三月一二日条の「関東知行国々内乃貢未済庄々」に、左馬寮領として「塩野」がある。

牧の名は現御代田みよた町の集落名として残り、周辺には馬瀬口ませぐち(柵口、現御代田町)牧留まきどめ(現小諸市八満はちまん乗瀬のりせ(現小諸市)地名駒形こまがた(現小諸市八満)がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android