填め句(読み)はめく

精選版 日本国語大辞典 「填め句」の意味・読み・例文・類語

はめ‐く【填句・嵌句】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古歌古詩一部分をよみ込んで作った和歌・俳句・漢詩
    1. [初出の実例]「この御上人様は、高祖様の南無妙法蓮花経の、ふるきはめ句(ク)を仰られてさへ、かやうにだいぶんの御普請が出来る」(出典咄本・軽口福蔵主(1716)一)
  3. 雑俳で、既に発表された句を新たな前句題などにそのまま、あるいは一部を書き換えて用いたもの。
    1. [初出の実例]「いづれの点者衆の巻にもはめ句二句三句づつ在之候得共」(出典:雑俳・高天鶯(1696))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android