塵ばかり(読み)チリバカリ

デジタル大辞泉 「塵ばかり」の意味・読み・例文・類語

ちり‐ばかり【×塵ばかり】

[連語](多く副詞的に用いて)少しばかり。ほんの少し。ちりほど。
「此の帯を挙げんとするに、―も動かず」〈今昔・三・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「塵ばかり」の意味・読み・例文・類語

ちり【塵】 ばかり

  1. ( 多く副詞的に用いる ) 少しばかり。ちりほど。わずか。いささか。
    1. [初出の実例]「御ためにいささかなる過ちもつかまつらず、ちりばかりのけしきも見ぬを」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android