塵ばかり(読み)チリバカリ

デジタル大辞泉 「塵ばかり」の意味・読み・例文・類語

ちり‐ばかり【×塵ばかり】

[連語](多く副詞的に用いて)少しばかり。ほんの少し。ちりほど。
「此の帯を挙げんとするに、―も動かず」〈今昔・三・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「塵ばかり」の意味・読み・例文・類語

ちり【塵】 ばかり

  1. ( 多く副詞的に用いる ) 少しばかり。ちりほど。わずか。いささか。
    1. [初出の実例]「御ためにいささかなる過ちもつかまつらず、ちりばかりのけしきも見ぬを」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)

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