塵を出ず(読み)チリヲイズ

デジタル大辞泉 「塵を出ず」の意味・読み・例文・類語

ちり・ず

俗世間を離れる。出家する。
秋風の露の宿りに君をおきて―・でぬる事ぞかなしき」〈新古今哀傷

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精選版 日本国語大辞典 「塵を出ず」の意味・読み・例文・類語

ちり【塵】 を 出(い)

  1. 俗世間を離れる。出家する。
    1. [初出の実例]「ます鏡ふたたび世にや曇るとてちりをいでぬと聞くはまことか」(出典:元輔集(990頃))

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