塵塚誹諧集(読み)ちりづかはいかいしゅう

改訂新版 世界大百科事典 「塵塚誹諧集」の意味・わかりやすい解説

塵塚誹諧集 (ちりづかはいかいしゅう)

俳諧集。斎藤徳元(とくげん)著。1633年(寛永10)成立。上下2巻の写本。75歳の徳元が,ある貴人の所望に応じて,慶長末,若狭在住以来の自作の俳諧・狂歌をほぼ年代順に書き記した書。上巻に1612年(慶長17)以降の四季発句,源氏巻名発句,有馬在湯中の日発句,貞徳を訪れたおりの百句付等を収め,下巻には29年冬東下り紀行書留発句,〈熱海千句之抜書〉等を収録。本書は徳元伝記資料としても,江戸の前句付俳諧の資料としても貴重である。赤木文庫蔵本は唯一の自筆本。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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