自作(読み)じさく

精選版 日本国語大辞典 「自作」の意味・読み・例文・類語

じ‐さく【自作】

〘名〙
自分で作ること。また、そのもの。手作り手製
今昔(1120頃か)六「此の人、亦、身に工の能有て、自作に尺迦・阿彌陀二仏の像を造て、供養し奉れり」
風姿花伝(1400‐02頃)三「自作なれば、言葉・振舞、案の内なり」
小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下「自作(ジサク)漢詩」 〔詩邶鄘衛譜〕
② 自分の所有地で耕作すること。また、その人。自作農。⇔小作
地方凡例録(1794)四「尤田畑は地主方にて自作致とも、小作にいるるとも勝手次第なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「自作」の意味・読み・例文・類語

じ‐さく【自作】

[名](スル)
自分で作ること。また、自分で作ったもの。「自作した脚本映画を撮る」「自作自演」
自分の所有する田畑を自分で耕作すること。また、その人。自作農。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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