塵積もりて山となる(読み)ちりつもりてやまとなる

精選版 日本国語大辞典 「塵積もりて山となる」の意味・読み・例文・類語

ちり【塵】 積(つ)もりて山(やま)となる

  1. ( 「大智度論‐九四」の「受此業果報則難度、譬如微塵山難上レ得移動」による ) ごくわずかなものでも数多く積み重なれば高大なものになるということのたとえ。塵も積もれば山となる。
    1. [初出の実例]「妄執の雲の、塵積もって、山姥となれる、鬼女が有様」(出典:謡曲・山姥(1430頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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