精選版 日本国語大辞典 「塵積もりて山となる」の意味・読み・例文・類語
ちり【塵】 積(つ)もりて山(やま)となる
- ( 「大智度論‐九四」の「受二此業果報一則難レ可レ得レ度、譬如下積二微塵一成レ山難上レ可二得移動一」による ) ごくわずかなものでも数多く積み重なれば高大なものになるということのたとえ。塵も積もれば山となる。
- [初出の実例]「妄執の雲の、塵積もって、山姥となれる、鬼女が有様」(出典:謡曲・山姥(1430頃))
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...