鬼女(読み)キジョ

デジタル大辞泉 「鬼女」の意味・読み・例文・類語

き‐じょ〔‐ヂヨ〕【鬼女】

女の姿をしている鬼。
心が鬼のようにむごい女。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「鬼女」の意味・読み・例文・類語

き‐じょ‥ヂョ【鬼女】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 女の姿をした鬼。
    1. [初出の実例]「山姥とは山に住む鬼女(キジョ)とこそ」(出典謡曲山姥(1430頃))
  3. 鬼のような女。心が鬼のように残酷非情な女。
    1. [初出の実例]「まま子くらひの鬼よ鬼女(キヂョ)よ」(出典:浄瑠璃井筒業平河内通(1720)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鬼女の言及

【鬼】より

…いま一つの契機は年を取り過ぎることである。年老いた女は鬼女になるといい(《今昔物語集》),古ぼけて捨てられた道具は〈付喪神(つくもがみ)〉という鬼になるという(《付喪神記》)。 ところで,鬼は人々の想像の世界の中においてのみ活動したわけではない。…

※「鬼女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android