境江村
さかえむら
[現在地名]弥彦村境江
国上山の北東にあり、東は村山村、南は国上村(現分水町)。寛永一〇年(一六三三)頃麓村肝煎の本多次郎兵衛により開発されたといわれる。元禄郷帳に麓村枝郷の境江新田村とみえ、高一五一石六斗余。坂井と記されることもあった(「改正越後国・佐渡国全図」県立図書館蔵)。慶安年間(一六四八―五二)に与板藩によって当村から村山村・大戸村を結んで柳土手が築かれ、矢川下流域の湛水地は減少した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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