墨摺(読み)すみずり

精選版 日本国語大辞典 「墨摺」の意味・読み・例文・類語

すみ‐ずり【墨摺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 版木をするのに、墨だけを用いてすりあげること。また、そのすったもの。
    1. [初出の実例]「墨摺の小き化物絵など七八枚まきちらして走り行」(出典:随筆・世のすがた(1833))
  3. 更紗模様線描を彫刻板ですり、彩色を筆で塗ったもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android