線描(読み)センビョウ

精選版 日本国語大辞典 「線描」の意味・読み・例文・類語

せん‐がき【線描】

  1. 〘 名詞 〙 日本画技法一つ。物の形体をすべて線で表わすもの。鉄線描遊糸描、肥痩線描、白描などがある。せんびょう。
    1. [初出の実例]「両方とも線描(センガキ)を終へて今は顔や鱗へ強い群青や胡粉を塗抹するのみとなった」(出典江戸から東京へ(1922)〈矢田挿雲〉八)

せん‐びょう‥ベウ【線描】

  1. 〘 名詞 〙 線だけで、物の形を描き出すこと。また、その絵。線書き。
    1. [初出の実例]「みよ、午後の残暑に茹った都会の河岸の風物に、歪められたどんな線描がある」(出典:若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む