壁に馬を乗りかける(読み)かべにうまをのりかける

精選版 日本国語大辞典 「壁に馬を乗りかける」の意味・読み・例文・類語

かべ【壁】 に 馬(うま)を乗(の)りかける

  1. だしぬけに行動を起こして、無理押しをする意のたとえ。
    1. [初出の実例]「今壁(カベ)に馬のりかけたやうに、『田舎行程に外へ頼め』と、是がまあいはるる場でござりますか」(出典浮世草子傾城禁短気(1711)五)
  2. だしぬけに困難なことに会い、当惑する意のたとえ。
    1. [初出の実例]「されば其通、かべに馬乗かけ、誰をかうとのちゑもなし」(出典:浄瑠璃・井筒業平河内通(1720)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む