声に付く(読み)こえにつく

精選版 日本国語大辞典 「声に付く」の意味・読み・例文・類語

こえ【声】 に 付(つ)

[一] (「付く」が下二段活用の場合) 聞こえた声によって判断する。声のした方に見当をつける。
※歌仙本貫之集(945頃)四「初鴈のこゑにつけてや久方の空の秋をも人のしるらん」
[二] (「付く」が四段活用の場合) 声のする方に付いていく。
※俳諧・犬子集(1633)一「目なし鳥も声についてや帰鴈〈親重〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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