声の下より(読み)こえのしたより

精選版 日本国語大辞典 「声の下より」の意味・読み・例文・類語

こえ【声】 の 下(した)より

① 言い終わると同時に、すぐ物事をはじめるさま。言うやいなや。ことばが終わるか終わらないうちに。言下に。
※虎明本狂言・楽阿彌(室町末‐近世初)「いふこゑの下よりも、大尺八をとり出し」
② 小さい声で話をするさま。小声で。弱々しい口調で。
仮名草子・恨の介(1609‐17頃)上「すこし心もよはよはと、こゑのしたよりのたまふは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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