売物には花を飾れ(読み)うりものにははなをかざれ

精選版 日本国語大辞典 「売物には花を飾れ」の意味・読み・例文・類語

うりもの【売物】 には 花(はな)を飾(かざ)

  1. 売り物はよく見せるために美しく飾れの意。遊女婚期の娘などについてもいう。売り物には花。〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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ことわざを知る辞典 「売物には花を飾れ」の解説

売り物には花を飾れ

売る品物は美しく見せよ。結婚適齢期の娘、また遊女等を飾ることにもいう。

[使用例] 何か変わった羽織を着てやろうと、豆紋りの手拭い一反買ってきて、これで羽織をつくってもらった。〈略〉売り物には花を飾れという上方で、このなりでおおられ(高座が受けないでお客に「やめろ」と声をかけられたり後を向かれたりすること)で東京へ帰ってきた[三代目三遊亭金馬*咄家着物|1959]

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