変成コンプレックス(読み)へんせいこんぷれっくす(その他表記)metamorphic complex

日本大百科全書(ニッポニカ) 「変成コンプレックス」の意味・わかりやすい解説

変成コンプレックス
へんせいこんぷれっくす
metamorphic complex

地質学におけるコンプレックス地層岩石の集合体)の一種広域変成作用を受けた一連の地質体で、剪断(せんだん)や褶曲(しゅうきょく)などの変形作用を受け、さまざまな温度・圧力状態を示す多様な変成岩から構成される複合岩体。

 用語としては、たとえば、三波川(さんばがわ)変成コンプレックス、新期伊野変成コンプレックスなどのように使用される。三波川変成岩類の「変成岩類」という用語は、単に変成岩の集合体であることしか意味しないのに対し、三波川変成コンプレックスの「変成コンプレックス」は、一連の構造変形・変成作用で複合的に形成された地質体という意味合いをもつ。複合岩体であるということがはっきりしない小規模な変成岩や、接触変成岩に対しては、変成コンプレックスという用語は使用されない。

[村田明広]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む