剪断(読み)せんだん

デジタル大辞泉の解説

せん‐だん【×剪断】

[名](スル)
断ち切ること。「綱を剪断する」
物体内部のある面に沿って両側部分を互いにずれさせるような作用

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百科事典マイペディアの解説

剪断【せんだん】

金属材料の切断加工法。材料に加える力と材料に生じる応力が切断しようとする面に平行になり,その面に沿ってすべりを生ずる。このような作用を起こすように働く力を断力,剪断力によりその面に沿って生ずる応力を剪断応力という。板金プレスにおける重要な加工法。
→関連項目応力

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岩石学辞典の解説

剪断

体積変化を伴わない歪の一種で,物体内の平面が一様な角度だけ傾くような変形[長倉ほか : 1998].

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大辞林 第三版の解説

せんだん【剪断】

( 名 ) スル
はさみ切ること。たち切ること。
物体内部の面にそって面の両側に同じ大きさの反対向きの力が加わって物体内部でずれが生じること。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

剪断
せんだん
shearing

物体を挟み切る作用。物体に、平行で互いに反対方向の力が作用し、ある面を通して一方の部分と他方の部分とが互いに滑るように働く作用をいう。一般に外力の作用により物体内に内力を生ずるが、物体内に仮想面を考えれば、この面に作用する内力は面に垂直な成分と平行な成分とに分けられ、面に沿った成分が剪断力で、剪断変形を引き起こす。剪断に対する弾性係数を剪断弾性係数あるいは横弾性係数という。剪断作用は、梁(はり)や板が横荷重を受けるときや、軸がねじられるときに現れる。剪断機shearing machineによる鉄板などの切断や、打ち抜き、穴あけなどの剪断加工は、この剪断作用を応用したものである。[林 邦夫・中條祐一]

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