民間保険会社が販売している個人年金保険商品の一つ。契約者の払う保険料を保険会社が株や債券などで運用し、年金という形で契約者が受け取る商品。この年金額は運用実績に応じて増減するのが特徴。近年は元本割れがおこらないなど最低保証をつけるタイプが主流になっている。また2002年(平成14)からの規制緩和によって、銀行とタイアップしたうえ銀行窓口で変額年金を販売するケースが増えた。ただ最低保証をつけたことなどから、契約者が払う保険料に占める手数料などのコストも高めで、契約者にとっては高利回りでの運用が期待できないことなどが指摘され始めた。また2008年秋以降の経済危機によって保険会社も最低保証の利回りすら達成できないなどのリスクを抱えるようになった。このため、変額年金の販売を停止する保険会社が相次いでいる。
[編集部]
出典 みんなの生命保険アドバイザー保険基礎用語集について 情報
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