夏型過敏性肺臓炎(読み)なつがたかびんせいはいぞうえん(その他表記)summer-type hypersensitivity pneumonitis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「夏型過敏性肺臓炎」の意味・わかりやすい解説

夏型過敏性肺臓炎
なつがたかびんせいはいぞうえん
summer-type hypersensitivity pneumonitis

西日本を中心に夏季に多発するアレルギー性の肺臓炎発熱,咳,呼吸困難などの症状が夕方から夜にかけて現れ,朝になると消失するというパターンを繰返すのが特徴である。胸部X線からは特有の異常像が観察されるが,花粉症喘息と異なり,鼻水,喘鳴などは伴わない。原因としては有機塵埃の反復吸入と考えられており,なかでもかびの一種トリコスポロン・クタネウムが有力と見られている。このかびは日常,風通しの悪いところに生息する。家屋内でかびに触れる機会が多い女性がかかりやすく,治療にはかびの除去のほか,副腎皮質ホルモンの投与などがある。

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