夕刊フジ(読み)ゆうかんフジ

百科事典マイペディア 「夕刊フジ」の意味・わかりやすい解説

夕刊フジ【ゆうかんフジ】

産経新聞社から発行されている夕刊紙。1969年2月25日に東京創刊。日刊夕刊紙としては日本で初めてタブロイド判を採用した。1969年4月に株式会社フジ新聞社を設立,同年9月1日にフジ新聞支社を設置して,関西版を発行。同年10月にフジ新聞社が産経新聞社と合併し,産経新聞社発行の夕刊紙となっている。首都圏版106万部,関西版50万部発行(1999)。

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デジタル大辞泉プラス 「夕刊フジ」の解説

夕刊フジ

株式会社産業経済新聞社が販売する新聞。夕刊のみ発行。1969年創刊。

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世界大百科事典(旧版)内の夕刊フジの言及

【産経新聞】より

…59年には別法人だった東京・大阪両本社を東京の株式会社産業経済新聞社として一本化した。その後フジテレビ,文化放送,ニッポン放送と提携を図り,67年〈フジ・サンケイグループ〉を発足させる一方,69年には通勤サラリーマンを対象に《夕刊フジ》を創刊し,新分野を開拓した。71年には意見広告の開放を断行,73年に掲載した広告についてアクセス権を求める日本共産党との間で訴訟問題に発展した。…

【夕刊紙】より

… 日本では1877年創刊の《東京毎夕新聞》が最初とされる。その後1969年創刊の《夕刊フジ》が軽い読物中心の夕刊紙として東京で成功したのを初めとして,大都市でタブロイド判夕刊紙が読まれるようになった。この傾向は全国紙や地方紙の夕刊紙面にも影響し,(1)硬い政治,経済,国際などのニュースは追放するか簡略化し,(2)代りに地域情報,生活情報を増やし,(3)読物を中心とする紙面づくりが進められている。…

※「夕刊フジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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