外国人労働力(読み)がいこくじんろうどうりょく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「外国人労働力」の意味・わかりやすい解説

外国人労働力
がいこくじんろうどうりょく

生活水準の向上に伴い,先進各国では単純労働分野で人材が不足し,成長の足かせにもなっているが,中小企業やサービス業などのいわゆる 3K職場では周辺の途上国からの「出稼ぎ」労働者でかろうじて労働力を確保しているのが現状である。アメリカでのヒスパニック (スペイン語系住民) ,西ヨーロッパでのトルコアラブ人などがその代表例である。日本は,アジア系労働者 (多くは不法就労) の大量流入に対し,労働界などに慎重論があるものの,中小企業団体などでは,雇用コスト引下げと人材確保の面から積極的に受入れ姿勢を示している。それにこたえ,日本政府は日系2,3世の「里帰り就労」などで規制を緩和した。

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