外門(読み)がいもん

精選版 日本国語大辞典 「外門」の意味・読み・例文・類語

がい‐もんグヮイ‥【外門】

  1. 〘 名詞 〙 平安京大内裏の中重(なかのえ)諸門。一説に、建礼門
    1. [初出の実例]「乗輿還宮、欲外門之間(建礼等頭門)暫留御輿於門外、于時神祇官、捧御麻」(出典西宮記(969頃)九)

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世界大百科事典(旧版)内の外門の言及

【門】より

…奈良時代には南大門と中門を〈仏門〉,その他を〈僧門〉といっている。禅宗寺院では中門にあたるものを三門(山門)といい,五間三戸二重門を正式とし,左右に上層にのぼる山廊をつけ,南大門を〈総門〉と呼び,さらにその外に〈外門〉を設ける。住宅では寝殿造の中門廊に開かれた中門,その簡略な屛中門以外には特殊な呼び名はなく,茶室の露地(ろじ)に設けられる中門はこれからつけられた名であろう。…

※「外門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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