多加木村(読み)たかきむら

日本歴史地名大系 「多加木村」の解説

多加木村
たかきむら

[現在地名]一宮市丹陽たんよう多加木たかき

森本もりもと村の南にあたり、西は岐阜街道を境に妙興寺みようこうじ村に接する。弘安五年(一二八二)七月の千世氏荘坪付注進状案(醍醐寺文書)に「畠拾玖町肆段六十歩 丹羽(郡)西条高木村四丁三反半」とあり、嘉暦二年(一三二七)八月の妙興寺領坪付注文(妙興寺文書)にも、中嶋正介寄進分として「一所参町八段 高木村内丹羽郡庶子板倉分」とある村。

「徇行記」によれば概高三四二石余は藩重臣成瀬豊前ほか二人の一円給知で、田四町六反余に対し畑方二五町三反余の畑がちの村。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android