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多結晶組織 たけっしょうそしきcrystallite structure; polycrystalline structure

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

多結晶組織
たけっしょうそしき
crystallite structure; polycrystalline structure

金属が凝固するとき,液体中に多数の結晶核が同時に現れ (図a) ,それが各個に自由な独自方法をとって樹枝晶の形で成長すると (図b~d) ,枝の先端が隣接のそれと接触したところで成長は止る (図e) 。これを結晶粒界といい,連続的に進行すれば金属物体は結局不整な形の結晶粒が無秩序に集合した組織になる (図f) 。これが多結晶組織または結晶粒組織である。1個の結晶粒の大きさは金属の種類や冷却速度によって異なるが,通常は径数十 μm ないし数百 μm 程度で,顕微鏡によらなければ識別できない。このような結晶組織は凝固の際にのみ形成されるばかりでなく,熱処理熱間加工,変態などでも広く形成される。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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