夜のほどろ(読み)よのほどろ

精選版 日本国語大辞典 「夜のほどろ」の意味・読み・例文・類語

よ【夜】 の ほどろ

① (「ほどろ」は明け方の意) 夜のほのぼの明ける頃。未明
万葉(8C後)四・七五四「夜之穂杼呂(よのほドロ)吾が出でて来れば吾妹子が思へりしくし面影に見ゆ」
② (「ほどろ」が「ほど(程)」に誤解されて) 夜の頃。夜分
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「おきなおきな、よのほどろに参りて、ただにやは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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