大倉長十郎(読み)オオクラ チョウジュウロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「大倉長十郎」の解説

大倉 長十郎
オオクラ チョウジュウロウ


職業
能楽囃子方(大倉小鼓方)

専門
小鼓

肩書
大倉流小鼓宗家(15代目)

本名
大倉 正二(オオクラ ショウジ)

別名
別称=大倉 長十郎宣喜(オオクラ チョウジュウロウノブヨシ)

生年月日
大正14年 6月24日

出生地
大阪

学歴
大阪中卒

経歴
幼少より父の13代目宗家・長右衛門に師事。昭和14年15歳で「屋島」を務める。43年父の死去により、戦死した兄・喜太郎に14代目を追贈。自らは15代目を継承し、宣喜を名乗る。能楽囃子方の小鼓で当代随一の評価をうけていた。日本能楽会理事、能楽協会理事を歴任。40年より日本能楽会会員。

所属団体
日本能楽会

没年月日
昭和60年 9月16日 (1985年)

家族
父=大倉 長右衛門(大倉流小鼓13代目宗家),長男=大倉 正之助(大倉流大鼓方),二男=大倉 源次郎(大倉流小鼓16代目宗家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「大倉長十郎」の解説

大倉 長十郎
オオクラ チョウジュウロウ

昭和期の能楽囃子方(大倉流小鼓方) 大倉流小鼓宗家(15代目)。



生年
大正14(1925)年6月24日

没年
昭和60(1985)年9月16日

出生地
大阪

本名
大倉 正二(オオクラ ショウジ)

別名
別称=大倉 長十郎宣喜(オオクラ チョウジュウロウノブヨシ)

学歴〔年〕
大阪中卒

経歴
幼少より父の13代目宗家・長右衛門に師事。昭和14年15歳で「屋島」を務める。43年父の死去により、戦死した兄・喜太郎に14代目を追贈。自らは15代目を継承し、宣喜を名のる。能楽囃子方の小鼓で当代随一の評価をうけていた。日本能楽会理事、能楽協会理事を歴任。40年より日本能楽会会員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の大倉長十郎の言及

【大倉流】より

…15世七左衛門宣利が梅若流樹立に参加したことで家元権を取りあげられ,現在,小鼓方大倉流家元が宗家を預かっている。(2)小鼓方 現宗家は13世大倉長十郎。能楽協会に20名弱の役者が登録され,東京,大阪を中心に活躍している。…

※「大倉長十郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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