大八木村(読み)おおやぎむら

日本歴史地名大系 「大八木村」の解説

大八木村
おおやぎむら

[現在地名]高崎市大八木町・緑町みどりまち一―四丁目・問屋町西とんやまちにし一丁目

榛名はるな山東南麓から平野部に至る傾斜変換線上に位置する。中央を井野いの川が東南流し、東は小八木村・浜尻はまじり村、西は浜川はまがわ村、北は福島ふくしま(現群馬郡群馬町)など。当地一帯は「和名抄」に載る群馬郡八木郷の中心地と推定されている。長元三年(一〇三〇)の「交替実録帳」の群馬郡の項に「八木院 北一板倉壱宇」とあり、昭和四九年(一九七四)融通寺ゆうつうじ遺跡発掘調査では、奈良・平安時代の集落跡とともに八木院跡と推定される諸遺構を検出した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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