古文書学上の用語。文書の右端を端(はし)といい,その裏に書かれた文字が端裏書である。文書はふつう左端(奥)を内側にして折り畳むから,完全に折り畳むと端裏の部分が表に出る。文書を受け取った人はここへ簡単にその文書の内容を記しておくと,いちいちその文書を開けてみなくても,その内容がわかる。すなわち端裏書とは,文書を受け取った人が覚書等の目的で記したものであるが,また文書の内容を理解するうえで重要な手がかりになる場合がある。本文に年紀を欠く場合にも,端裏にそれが記されていることがあり,本文の差出書が花押だけの場合にはその人名の比定が容易でないことが多いが,端裏書によって差出人を知る場合も多い。なお現在端裏書と考えられているもののおそらく半分以上は,上述のように文書を受け取った人が文書の機能が終わったあと付した端裏書ではなく,それぞれの文書が機能する段階で付された端裏銘であることが最近明らかになっている。
執筆者:上島 有
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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