大円寺ノ町(読み)だいえんじのちよう

日本歴史地名大系 「大円寺ノ町」の解説

大円寺ノ町
だいえんじのちよう

[現在地名]中央区唐人町とうじんまち三丁目

浪人ろうにん町の東にあたる唐人町のうちから北に延びる通りの両側町。福岡博多近隣古図では「大円寺ノ町」と記される武家町で、北端は浄土宗鎮西派大円寺(現浄土宗)に突当り、同寺周辺に正光しようこう(現浄土宗)浄慶じようけい(現真宗大谷派)・法華宗妙法みようほう(現日蓮宗)が集中する。宝永分限帳(集成)にみえる「唐人町二番町」は当町と考えられ、一八軒(表口一三間ほど・入り二〇間ほど)の士宅と二寺がみえる。文化分限帳(集成)では馬廻組一一軒・無足組八軒、および料理人頭二川氏の屋敷がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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