大南村(読み)おおみなみむら

日本歴史地名大系 「大南村」の解説

大南村
おおみなみむら

[現在地名]砥部町大南

砥部川中流の左岸段丘上に位置し、南は川登かわのぼり村、北は北川毛きたかわげ村、東は川を隔てて岩谷口いわやぐち村、西は五本松ごほんまつ村に接し、街村をなす。現砥部町の中心。寛永一二年(一六三五)に松山藩領から大洲藩領に移ったいわゆる「御替地おかえち」に属し、江戸時代は浮穴うけな郡砥部郷一九村の一である。天明二年(一七八二)南黒田みなみくろだ(現松前町)との村替で新谷藩領となり幕末に及んだ。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)浮穴郡の項に「大南村 日損所、川有」、高二二六石二斗三升四合、うち田一七九石七斗四合、畠四六石五斗三升と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android