大名辞(読み)だいめいじ

精選版 日本国語大辞典 「大名辞」の意味・読み・例文・類語

だい‐めいじ【大名辞】

  1. 〘 名詞 〙 伝統的形式論理学で、三段論法の中の結論述語をしめる大概念を、言語に表現したもの。大辞。〔哲学字彙(1881)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大名辞の言及

【三段論法】より

…例えば図2の三段論法は,[1]第1格AAA式,[2]第2格EIO式,[3]第3格AEE式となる。さて(3)において,結論命題Zcaの中の主語cは〈小名辞(小概念)minor term〉,述語aは〈大名辞(大概念)major term〉,推論においてcaの仲立ちをするbは〈中名辞(中概念),媒名辞(媒概念)middle term〉と呼ばれる。また,前提命題のうち,大名辞を含む命題は〈大前提〉,小名辞を含む命題は〈小前提〉と呼ばれる。…

※「大名辞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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