大宅庄(読み)おおえのしよう

日本歴史地名大系 「大宅庄」の解説

大宅庄
おおえのしよう

永観二年(九八四)と思われる湛照僧都分付帳(東大寺要録)に「大宅庄十一町三段北常富 不輸租田四町八段百八十歩 勧学院田一町五段、大宅寺一町三段百八十歩、一品御位田二町 公田畠六町四段百八十歩」とある。大宅庄は東大寺雑役免田である。また、大仏御仏聖白米免三六町(東大寺続要録)うちに「大宅庄四町勤四十箇日」とみえる。東大寺白米免田大宅庄もあり、仏聖米を年のうち四〇日勤めた。

この両庄に関すると考えられる長承三年(一一三四)の大宅荘下司解(東大寺文書)に「添上郡三条二里十四坪者、自以往年当初、五段白米免田、五段勧学院田也」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む