大屋寺内村(読み)おおやてらうちむら

日本歴史地名大系 「大屋寺内村」の解説

大屋寺内村
おおやてらうちむら

[現在地名]横手市大屋寺内

北は大屋新町おおやしんまち村、南は馬鞍まくら村(現平鹿ひらか郡平鹿町醍醐だいご)、東は真昼まひる山地。正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に柳田やなぎだの内寺田村がみえ、元禄一五年(一七〇二)の出羽国秋田領変地其外相改候目録(県立秋田図書館蔵)に「寺田村」は「古御絵図ニ無高ニ郷形御座候、今度相改申所ニ村居無御座候ニ付新御絵図ニ相除申候」と廃村を伝えるが、この村は大屋寺内村の位置にあたる。平鹿郡御黒印吟味覚書(秋田県庁蔵)によれば、同年の郷帳では、もと大屋村と記した古田郷の大屋寺内村を大屋新町村とは別に新田村として書き出したとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android