20世紀日本人名事典 「大山公淳」の解説
大山 公淳
オオヤマ コウジュン
大正〜平成期の僧侶,声明研究家 高野山大学名誉教授;種智院大学名誉教授;大僧正。
- 生年
- 明治28(1895)年7月7日
- 没年
- 平成4(1992)年4月17日
- 出生地
- 岡山県小田郡北川村(現・笠岡市)
- 本名
- 大山 仁泉
- 別名
- 雅号=虚白
- 学歴〔年〕
- 高野山大学密教科〔大正9年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士(大谷大学)〔昭和42年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 密教学芸賞〔昭和36年〕,勲三等瑞宝章〔昭和41年〕
- 経歴
- 高野山大学附属図書館司書、助教授を経て、昭和8年教授。「真言宗全書」編纂主任兼任。27年附属図書館長を兼務。この間、13年学修灌頂入壇、37年高野山第463世寺務検校法印となる。38年笠岡市の持宝院に帰任し、大僧正。のち種智院大学教授を務め、52年高野山大学名誉教授、種智院大学名誉教授。高野山内の声明資料の調査にあたり、声明の歴史研究に成果をあげる。著書に「神仏交渉史」「増補校訂中院流の研究」「仏教音楽と声明」、「大山公淳著作集」(全9巻 東方出版)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報