大岱村(読み)おんたむら

日本歴史地名大系 「大岱村」の解説

大岱村
おんたむら

[現在地名]東村山市恩多町おんたちよう一―五丁目・萩山町はぎやまちよう一―五丁目

東を除いて久米川くめがわ村に囲まれ、南東柳窪やなくぼ(現東久留米市)。入間郡に属し、大沼田とも記す。承応四年(一六五五)に完成した野火止のびどめ用水によって開発された。開発当初当村は多摩郡日比田ひびだ村と称していたが、幕府への報告に昆田村と記してしまったため、「こんた」と読むことになった。その後「こんた」に音の近い「大岱」に改められ、逆に入間郡の大岱を多摩郡日比田村(現埼玉県所沢市)としたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android