大島要文集(読み)おおしまようぶんしゆう

日本歴史地名大系 「大島要文集」の解説

大島要文集
おおしまようぶんしゆう

一冊 本田孫九郎親孚編著

原本 東京大学史料編纂所

写本 鹿児島県立図書館

解説 元和九年から文化頃までの鹿児島藩庁からの通達文・申渡文、現地役人の上申書・答申書等四〇通を収める。本田の上申書のなかには安永六年の第一次砂糖専売以来取締の対象となった奄美の伝統行事「八月踊」の禁止は農民勤労意欲をそぐのでよくないとか、白糖製造の不経済さと島民への迷惑、農民を苦しめる砂糖「御買重」に対する批判などがある。

活字本 奄美史料一

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android