迷惑(読み)メイワク

デジタル大辞泉の解説

めい‐わく【迷惑】

[名・形動](スル)
ある行為がもとで、他の人が不利益を受けたり、不快を感じたりすること。また、そのさま。「人に迷惑をかける」「迷惑な話」「一人のために全員が迷惑する」
どうしてよいか迷うこと。とまどうこと。
「一生の間煩悩の林に―し」〈倉田出家とその弟子
[派生]めいわくがる[動ラ五]めいわくげ[形動]めいわくさ[名]

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大辞林 第三版の解説

めいわく【迷惑】

名 ・形動 スル [文] ナリ 
人のしたことで不快になったり困ったりする・こと(さま)。 -をかける 他人の-になる -な話 君のために-する
どうしてよいか迷うこと。 皇居になれざるが故に心-す/平家 5
困ること。 狼ノドニ大キナ骨ヲ立テテ-ココニ窮マッテ/天草本伊曽保 が原義
[派生] -が・る -げ 形動 -さ

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

めい‐わく【迷惑】

〘名〙
① (形動)(━する) どうしてよいかわからないで途方にくれること。困窮すること。とまどうこと。また、そのさま。〔法華義疏(7C前)〕
平家(13C前)五「舞陽〈略〉、皇居に馴れざるが故に迷惑す」 〔管子‐明法解〕
② (形動) (━する) ある行為によって、負担を感じ、不快になること。また、そのさま。
(イ) 自分自身に及んだ結果そうなる場合。いやだ、断わりたい気持だ、などの気持を込めて用いる。
※謡曲・丹後物狂‐間狂言(1685)「さぞ花松殿は、ご迷惑に思しめさうずる」
※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「人をあやめれば人にも難義させ面々も迷惑するであるまいか」
(ロ) 相手に及んだ結果そうなる場合。気の毒である、申し訳ない、などの気持を込めて用いる。
※虎明本狂言・伯母が酒(室町末‐近世初)「此中は久しう御見廻も申さひで、めいわく致て御ざる」
③ ある行為の結果生ずる、不利益、負担など。
(イ) 自分の行為の結果が自分に及ぶ場合。
※浮世草子・本朝桜陰比事(1689)五「其者つよく御僉義の上、銀の有所まで白状申、(メイワク)におよぶ時、亭主御訴詔(そしゃう)申あげしは」
(ロ) 自分の行為の結果が相手に及ぶ場合。
※満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石〉一〇「所労の人に迷惑(メイワク)をかける」

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