精選版 日本国語大辞典 「迷惑」の意味・読み・例文・類語
めい‐わく【迷惑】
〘名〙
① (形動)(━する) どうしてよいかわからないで途方にくれること。困窮すること。とまどうこと。また、そのさま。〔法華義疏(7C前)〕
② (形動) (━する) ある行為によって、負担を感じ、不快になること。また、そのさま。
※謡曲・丹後物狂‐間狂言(1685)「さぞ花松殿は、ご迷惑に思しめさうずる」
(ロ) 相手に及んだ結果そうなる場合。気の毒である、申し訳ない、などの気持を込めて用いる。
③ ある行為の結果生ずる、不利益、負担など。
(イ) 自分の行為の結果が自分に及ぶ場合。
※浮世草子・本朝桜陰比事(1689)五「其者つよく御僉義の上、銀の有所まで白状申、
惑(メイワク)におよぶ時、亭主御訴詔(そしゃう)申あげしは」

(ロ) 自分の行為の結果が相手に及ぶ場合。
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