大川小津波訴訟

共同通信ニュース用語解説 「大川小津波訴訟」の解説

大川小津波訴訟

東日本大震災による津波で、宮城県石巻市立大川小では児童74人、教職員10人が死亡・行方不明となった。大半の児童が学校管理下で亡くなり、児童23人の遺族が2014年3月、市と県に計23億円の損害賠償を求め提訴。16年10月の一審仙台地裁判決は、教職員の避難対応に過失があったと認め、計約14億2600万円の支払いを命じた。遺族側と市、県は控訴。二審仙台高裁判決では、学校側の事前防災の不備を認め、賠償額を約1千万円増額した。19年10月、最高裁は市と県の上告棄却、判決が確定した。

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