大師巡(読み)だいしめぐり

精選版 日本国語大辞典 「大師巡」の意味・読み・例文・類語

だいし‐めぐり【大師巡】

  1. 〘 名詞 〙 毎月二一日、真言宗信者が、各地大師堂を順拝して回ること。江戸時代大坂では寛政一七八九‐一八〇一)頃から文化・文政(一八〇四‐三〇)頃最も盛んであった。
    1. [初出の実例]「午時さがる大師廻りのほだれ足〈几董〉 微雨降こむ豆麩屋の軒〈我則〉」(出典:俳諧・五車反古(1783))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android