大師巡(読み)だいしめぐり

精選版 日本国語大辞典 「大師巡」の意味・読み・例文・類語

だいし‐めぐり【大師巡】

  1. 〘 名詞 〙 毎月二一日、真言宗信者が、各地大師堂を順拝して回ること。江戸時代大坂では寛政一七八九‐一八〇一)頃から文化・文政(一八〇四‐三〇)頃最も盛んであった。
    1. [初出の実例]「午時さがる大師廻りのほだれ足〈几董〉 微雨降こむ豆麩屋の軒〈我則〉」(出典:俳諧・五車反古(1783))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android