大廈の材は一丘の木にあらず(読み)タイカノザイハイッキュウノキニアラズ

デジタル大辞泉 の解説

大廈たいかざい一丘いっきゅうにあらず

王褒「四子講徳論」から》大きな建物は、一つの山の木だけでできているわけではない。大事業は必ず大勢の力によって成就するもので、決して一人だけの力でできるものではないということ。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

たいか【大廈】 の 材(ざい)は一丘(いっきゅう)の木(き)にあらず

  1. ( 「王褒‐四子講徳論」の「故千金之裘非一狐之腋大廈之材非一丘之木、太平之功非一人之略也」による ) 大きな建物は、一つの山の木だけを材としたわけではない。転じて、大事業は必ず大勢の力によるもので、決して一人だけの力ではできないというたとえ。大廈の成るは一木の枝にあらず。〔文明本節用集(室町中)〕

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