大掾(読み)だいじょう

精選版 日本国語大辞典 「大掾」の意味・読み・例文・類語

だい‐じょう【大掾】

  1. 〘 名詞 〙 中世以降、町人職人ほか、人形細工師、操師(あやつりし)浄瑠璃太夫などが受領して名乗った名誉称号。大掾・掾・小掾の三階級の一つ
    1. [初出の実例]「鍛冶源珍弘任越前大掾」(出典:町人受領記‐承応四年(1655)八月廿五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の大掾の言及

【掾】より

…律令制が崩壊した中世以降,職人,芸能人などが受ける名誉号となり,近世では多様な職人や芸能人に宮中や宮家から与えられた。近世中期以降,ことに浄瑠璃太夫にかぎられ,大掾,掾,少掾の3階級に分けられ,掾号を受領することは,最高の名誉とされた。【諏訪 春雄】。…

※「大掾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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