大曾根浦(読み)おおそねうら

日本歴史地名大系 「大曾根浦」の解説

大曾根浦
おおそねうら

[現在地名]尾鷲市大曾根浦

尾鷲湾南岸のほぼ中央、向井むかい村の東にあり、南は八鬼やき山が背後に迫る。慶長六年(一六〇一)検地帳(徳川林政史蔵)に「尾鷲之内大曾禰村」と記される。江戸時代初期に尾鷲組に属する。寛文(一六六一―七三)の頃大曾根浦と改称。寛政五年(一七九三)の大差出帳(尾鷲組大庄屋文書)に家数二八、人数一五〇、網数一一(名吉一・三・海老四・三)、船数一四(廻船一・さっぱ船一三)と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android