最新 地学事典 「大村一蔵」の解説
おおむらいちぞう
大村一蔵
1884.2.15~1944. 1.29 1910年東京大学卒。日本石油地質課長,帝国石油副総裁,日本石油技術協会長,日本地質学会長の要職を歴任。各地の油田開発に貢献するとともに,油田第三系の層序を総括して北日本石油地帯と裏日本石油地帯とに構造区分し(1932),「裏日本石油地帯に於ける地殻変動の影響」(1933)で地殻変動を一期(中新世末)と二期(鮮新世末)とに分け,前者で津軽・秋田・新庄・信越の4沈降域ができ,後者で沈降域が圧縮を受け褶曲ができたとして油田第三系の造構史を論じた。主著『石油地質学通論』(1934),『世界の石油』(1941),『南洋の油田』(1944)。
執筆者:今井 功
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

