大概念不当周延虚偽(読み)だいがいねんふとうしゅうえんのきょぎ

精選版 日本国語大辞典 「大概念不当周延虚偽」の意味・読み・例文・類語

だいがいねんふとうしゅうえん‐の‐きょぎ‥フタウシウエン‥【大概念不当周延虚偽】

  1. 〘 連語 〙 形式論理学の定言三段論法で、大前提で周延していない大概念結論で周延させるために起こる虚偽。たとえば「あらゆる犬は動物である。どのブタも犬ではない。故にブタは動物ではない」で、大前提の「動物」は動物集合の部分しか示さないのに、結論の「動物」は動物集合全体をさすため虚偽となる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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