大毛村(読み)おおけむら

日本歴史地名大系 「大毛村」の解説

大毛村
おおけむら

[現在地名]一宮市大毛

北は杉山すぎやま村、東はしま村に接する。「和名抄」の葉栗郡大毛郷に比定される。また民部省図帳には「葉栗郡大毛公穀九百六十七束有余仮栗法性寺岡殿之旧領也、故以仮栗充無栗之貢、大毛川貢鮠鮎等、官家命国司之史部、為乾魚」とあるのもこの地に比定している(尾張志)浅井あざい小日比野こひびのの神明社棟札に天正一八年(一五九〇)付の「導師 葉栗郡大毛村小松寺玉仙坊」とある。

天保村絵図によれば概高八六一石余、うち七七七石余は藩士一四人の給知、蔵入地は新田高二六石余と見取場一町五反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android