大洲旧記(読み)おおずきゆうき

日本歴史地名大系 「大洲旧記」の解説

大洲旧記
おおずきゆうき

一二巻六冊

別称 大洲新谷旧記草書 富永彦三郎編

成立 享和元年

分類 地誌

原写本 大洲市城戸通徳氏・伊予郡砥部町影浦次男氏

解説 寛政一一年、領内村々の旧記改の藩命をうけた喜多郡中居谷村の庄屋隠居の編者が、各村を巡見し旧記を確かめて編纂した書。内容は喜多・伊予・浮穴・風早四郡内における大洲・新谷両藩領内一一一ヵ村について、各村ごとの史実伝承古城跡社寺・古跡・名所・庄屋家系・古文書・名器宝物・先人墳墓などを記録したもの。江戸時代の両藩領内の状況を理解するうえで好著の一つである。

活字本予陽叢書」第八巻・第九巻

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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