大海は塵を択ばず(読み)たいかいはちりをえらばず

精選版 日本国語大辞典 「大海は塵を択ばず」の意味・読み・例文・類語

たいかい【大海】 は 塵(ちり)を択(えら)ばず

大人物度量が大きくて、よく人をうけいれることをいう。河海細流を択ばず。
御伽草子浄瑠璃十二段草子(室町時代物語大成所収)(室町末)「大かいちりをゑらまず、花は所をさだめぬもの、でいの中にもこがねあり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ことわざを知る辞典 「大海は塵を択ばず」の解説

大海は塵を択ばず

大海は塵のようなつまらないものでも、これを嫌うことなく受け入れて飲み込んでしまう。度量の大きな大人物が、よく人を受け入れることのたとえ。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android